東京探鳥の3か所目は葛西臨海・海浜公園。電車を降りて入園した矢先、中央通路のカフェのところでジョウビタキがさっそく出迎えてくれた(写真1枚目)。オスのジョウビタキは何時見ても美しい。北海道では滅多にお目にかかれないのが残念でならない。海浜公園の西なぎさでは、数は少なかったがミヤコドリ、イソシギ(写真2枚目)、シロチドリが観察できた。東なぎさをのぞくと、カワウ、ウミネコ、セグロカモメ、ユリカモメの群れに混じってハマシギらしきものも見えたが、双眼鏡では同定はとても無理だった。沖合では、おそらく数千羽のカワウと思われる大群がゆっくりと横断していく様が印象に残った。写真3枚目はスズガモ。浜にあがった姿は初めて見た。
臨海公園に戻って鳥類園を一周してみると、下の池(汽水池)ではクロツラヘラサギ(写真4枚目)が、上の池(淡水池)ではオカヨシガモが目を引いた。どちらも北海道では観察機会が限られる。クロツラヘラサギは近年、世界一斉センサスによる報告数が増加傾向にある(=個体数の増加だとも言い切れないのだろうけど)そうだが絶滅危惧IB類指定種。にも関わらず今年はこれで3度目の観察(福岡市今津・名古屋市藤前干潟・葛西)。運に恵まれたとしか言いようがない。池の周囲はここも樹木がかなり密集しているので、観察が難しい。季節が変わればまた違うのだろうか。
2024年11月25日葛西臨海・海浜公園
ヒドリガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クロツラヘラサギ、オオバン、シロチドリ、イソシギ、ミヤコドリ、ダイシャクシギ※、ウミネコ、セグロカモメ、ユリカモメ、トビ、モズ、カワセミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ホオジロ、ドバト(42種)※当初は41種としたが東なぎさを撮った写真にダイシャクシギ(下面が白っぽいので間違いないと思う)が偶然写っていたのを発見した。現場では気づいていないので「観察」とは言い難いけど...。
国立科学博物館で「鳥」特別展を見てきた。国内には生息しない種を含め、目ごとに集めた剥製の展示が主だったが、率直に物足りないものだった。ただ入場者はたいへん多く、ゆっくり展示を見るのも難しいくらいで、そこまで関心を集めているのなら、それはそれですごいことなのかなと感じた。
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