子育てもひと段落してきた感があるので、ここでいったん2023札幌ドーム夏鳥たちのまとめをしようと思う。
アオジ 初認日:4月10日
以後例年のとおり相当数が滞在して、いくつかのペアが繁殖したと思われる。
ヒバリ 初認日:4月18日
以後5/22ころまで滞在していた。2羽でいる姿も見ていたが、繁殖したかは結局確認できなかった。オープンアリーナ内側法面の草を刈った以降、姿が見えなくなった。
ホオアカ 初認日:4月28日
30日にも確認できたがその後は姿が見えなくなっていた。5/23にヒバリと入れ替わるようにオス1羽が到着し、それから今日までずっとさえずり続けている。1か月近くたってもパートナーを見つけた気配はなく、ちょっと不憫だ。
メジロ 初認日:4月30日
その後は見かけることがなく、もともとすぐに通過する種である。
キセキレイ 初認日:5月1日
5/10にも声を聴いたが、その後は昨年のようにラウネナイ川や吉田川付近で姿を見かけるのみだった。6/6になって、うらうちない川に2羽の姿が確認できた。1羽は繁殖羽のオスだったが、もう1羽は喉が白黒まだらな個体で当初はオスと判断したものの、翌日以降は繁殖羽オス1羽のみしか見えず、近づくと周囲を警戒するように鳴き続けるため「あれはメスで放卵中か?」と一時は期待した。しかし結局は6/15を境に姿が見えなくなり、繁殖はしなかった模様だ。人通りが多い場所なので、しかたなかったか。
ニュウナイスズメ 初認日:5月4日
その後は親鳥2羽で餌を運ぶようすを確認したので、少なくとも一組は子育てしたと思われる。
キジバト 初認日:5月4日
それ以降も散発的にペアでいる姿を確認したが、営巣したかどうかは残念ながら不明だ。
ビンズイ 初認日:5月7日
その後5/11まで一週間ほどペアで滞在していたが、残念ながら通過していったようだ。
キビタキ 初認日:5月16日
初認以降は散発的に6/6まで確認できた。もともとここで繁殖する種ではないが、例年より長く観察できたのはうれしい。今年は飛来数がおそらくだが多いことも影響しているかもしれない。
コサメビタキ 初認日:5月17日
初認以降は6/6にも確認できた。
エゾセンニュウ 初認日:6月4日
今年もエゾセンニュウがやってきた。昨年同様に灌木に隠れてやっぱり姿は見えない。6/14ころ周辺の草刈りがあって心配したが、翌日草を刈ってないところにちゃんと移動して元気にさえずっていた。果たしてパートナーは現れるだろうか。
オオムシクイ 初認日:6月5日
夏鳥ではないけれど6月のドームの常連さんなので取り上げる。ただ、今年は3日間ほどで通過していったようだ。昨年は2週間ほどいて撮影にも成功していたので残念である。
その他の夏鳥
例年なら観察機会があるオオルリ、センダイムシクイ、ツツドリは見た限りでは確認できていない。隣の農業研究センターから鳴き声は聞こえてくるのに、残念ながらドームには入ってこないのだ。ウグイスも隣地からの声のみ。アオバトやコムクドリなどはこれからかもしれない。旅鳥のマミチャジナイも今年は未確認で終わっている。
最後に、ドームにいた今年の幼鳥たちを3点。順に、ヒガラ、ハクセキレイ、スズメ。ヒガラは親鳥とはぐれたのか、不安そうに鳴き続けながらコンクリートの通路高架下を飛び回っていたのが気になる。
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